生活

コロナ対応でのリモート組織運営の方法

投稿日:2020年6月16日 更新日:

問題意識

4月以降、在宅勤務されている方も多いのではないでしょうか。IT技術の進歩により、元々できるはずのものが、コロナをきっかけに一気に広まったような気がします。現在、チームの運営・管理もやっていますが、リモートでの組織運営について、日ごろ意識していることを書きたいと思います。

部下の観点

部下にとっては、どうでしょうか。

マズローの欲求階層理論

今でも、メンバーシップ型雇用下で、会社への帰属=家族的性格が強く、有名な企業にすることで社会的・尊厳欲求を満たせています。それが自己実現の欲求まで到達しないので、覇気のない人間ばかり目につきますけどね。リモートワークでは、いくら有名企業に所属しても、自慢できませんから、尊厳欲求は満たされず、家で独りでいるので、社会的欲求の満たされ度合いも低下します。

毎日形式的に、電話・ビデオ会議を行うことで、社会的欲求は解決できそうです。でも、「凄い会社に所属している」=「凄いオレ・ワタシ」は無理ですね。業務遂行・目的達成の中で、尊厳欲求を満たしていくしかないのです。今まではハイスペックな人材でも企業のブランドで帰属していたケースが多いと思いますが、アフターコロナは容赦なく辞め始めるでしょう。では、マネジメントはどのようにリモート労働環境に対応すればいいのでしょうか。

マネジメントの視点

まず、オフィスでのマネジメントとの違いは、リモート業務は部下が近くにいないので、精神的・業務的な問題を抱えているかがわかりずらく、1つのものをみんなで議論するのにホワイドボード機能までは導入していないので、やりずらく、また、一体感(ファミリー感)が薄れて寂しい、つまり箇条書きにすると以下です。

  1. 何をしているか、部下に聞かないと把握できない(業務遂行状況)
  2. 顔が見えない(心理状況)
  3. 一体感を醸成しにくい(結束)
  4. 情報を複数人が同時に加工することは難しい(情報の同時加工・双方向)

ⅰの業務遂行状況の把握は、定期的に行う、若しくは、タスクの結果でしか評価しない方法があると思います。結果のみの評価は、営業や投資責任者、各種専門職など、自己完結できる業務には適用できますが、事務作業を主とする人材(今後は需要が減っていくと思いますけど)評価には適さないと思います。2種類の人材カテゴリーを合わせて管理するには、やはりチームでの電話・ビデオ会議がマネジメントのキーパーツとなります。ただし、マイクロマネジメントをやりすぎると人心が離反しかねないので、部下が負担に思わない程度の頻度に留めることをお勧めします。また、「線表」などで、だれがどのプロジェクトにかかわり、進捗状況がどうなっているか、ということを1週間ごとに更新し、可視化することもいいでしょう。

ⅱの心理状況の把握には、オフィスでは半期に一度、フィードバック面談などを行い、業務やチームへの不満等を聞いていると思います。リモートではその頻度を上げる工夫をしてはどうでしょうか?この場合、上司と部下の信頼関係が大事になります。信頼関係が高ければそれほど形式ばった面談は不要でしょう。個人的には定期的にチャット(相手のペースでできるため。電話では上司のペースになります)で各人と日常生活の話などをして、心理的に何か変わったことがなさそうか、確認しています。

ⅲの一体感は難しいですね(私は時々Zoomチーム飲み会をしています)。今後のマネジメントには上司にカリスマ性が求められます。部下の視点で言及したマズローの欲求階層でいう尊厳(承認)欲求は、今後有名企業に所属することでは満たされず、尊敬できる人と仕事しているとか、成長材料をくれる人と仕事をする、というようになってくると思います。尊敬でき、成長材料をくれる人は、カリスマ性をもっていて、人が自然と集まってきます。企業としては、マネジメントにアサインする人をより慎重に選ばないと、組織は一気に崩壊しかねませんね。

ⅳは、組織はリモートで働くメンバーの協業をスムーズにしなければなりません。Zoomなどでは画面共有はできますが、ホワイトボードのような同時に複数の人間がストレスなく書きあったり、同時書いたものを見せ合ったりという機能がないことが多いです。開発すればいい話なので、今後はどんどん便利機能搭載したツールが増えるでしょうね。

まとめると

まとめると、リモートワーク下での組織運営は、オフィスでやっているような一方的な管理スタイルではうまくいかず、

・部下との信頼関係を築き、コミュニケーションを意識してとること
・「線表」など業務遂行状況を可視化し、極力タスクベースでモニタリング
・カリスマ性のある人材を社内外から見つけ、マネジメントにアサイン
・メンバー間の協業をスムーズにするツール等を導入

などをしっかりやらなければ、オフィスでのやり方をそのまま続けると、チームが崩壊しかねないでしょう。


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東京ベースの投資家です。為替・債券・マクロ経済・少し学術的なことをメイントピックとしています。小学生の塾・学習情報や旅行・料理・レストラン情報といった趣味についても書いています。

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