投資

20年6月24日:DayBack

投稿日:

欧州時間には米国による欧州への関税のヘッドラインで、米国時間にはコロナウイルス拡大へのヘッドラインで、株価は大幅に下落しS&P500は▲2.6%となりました。

ローソク足:S&P500指数、青線:VIX指数
出所:TradingViewより作成

コロナネタ:フロリダ州のコロナ感染者数が過去最大(24日5508人)となったことや、NYやNJ、コネチカットの知事が感染拡大地域からの移動を制限(14日間の自主隔離義務)する報道がでている。また、テキサス州の感染拡大も止まらず(24日5551人)、ヒューストンのICU能力が限界に到達するおそれ。ワシントン大の予想では10月までに18万人に到達とのこと。

シカゴ連銀総裁エバンズ、コロナウイルス第2波が起きれば失業率は上昇する可能性があり、更なる政策対応が必要となる可能性を指摘。セントルイス連銀総裁ブラード、堅調な回復が基本シナリオとしつつ、不確実性とリスクが極めて大きく、第2四半期の実質経済成長率の落ち込みは深刻であることを言及。

カンタスは6000規模のリストラ、最大19億Aドルの調達を計画。今後1年にわたり100機前後の運航停止。ビクトリア州での感染拡大懸念もあり、同州ではトイレットペーパーなどの買い占めが起きているとのこと。

米国債は、ブルフラット化。特に超長期の金利低下が顕著。警戒されていた5年入札も強かった。10年金利も引きずられるように、0.68%を下回る水準に。

オレンジ線:米国30年国債利回り、ローソク足:米国10年国債利回り、青線:米国5年国債利回り
出所:TradingViewより作成
お名前.com

ドル高進行。IMFは世界経済見通しで20年の成長率を▲4.9%と下方修正(従来▲3%)。リスク回避的な資金が米ドル一辺倒に流れ、コロナ第1並みを想像させる動き。ドル円は107円10銭付近まで上昇。この動きが続けばリスク資産は一段の下落となる可能性。

ローソク足:米ドル指数、青線:ドル円
出所:TradingViewより作成

金はドルインデックスの上昇で、代替需要としての魅力度が低下していることや株安を受けたポジション調整売りも出ている模様で、下落。ただし、投資家の需要は引き続き高い。原油はEIA(米エネルギー局)発表の週間原油在庫が過去最高水準となったことで、下落。

ローソク足:WTI原油先物、青線:金価格
出所:TradingViewより作成

まとめると、関税・コロナ・IMF見通し全て、リスク性資産にとってネガティブな材料⇒株安債券高の展開。原油在庫の積み上がりを受け原油も下落。金については調整売りもあり下落と想定とは逆の方向。クレジットスプレッドも全般的にワイドニング。ドイツのワイヤーカードのスキャンダルで欧州系の貸出銀行の財務悪化も懸念する必要がありそうだ。


FX・サラリーマン投資家ランキング にほんブログ村 経済ブログ 金融経済へ
にほんブログ村

-投資
-, ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

20年8月30日時点の外債・為替ビュー

先週はジャクソンホールや安倍首相辞任など大きなイベントがありました。先週の振り返りと、今週の大まかな為替・債券の方向性を考えます。 Contents1 株式市場は上昇2 米金利は乱高下3 安倍首相辞任 …

20年6月21日時点の外債・為替ビュー

来週一週間の大まかな為替・債券の方向性を考えます。 ・米銀行ストレステスト:4月に、ストレステストにコロナ禍に関連する分析事項を加えるとFRBは表明していたが、クオールズ副議長は、景気回復の過程につい …

20年7月28日:米国株債券・為替・商品市場

昨日の値動きから今日の方向を考える材料を洗い出します。 Contents1 株価は反発2 金利は上昇で反応3 ドル安継続4 原油・金に加え、銀も上昇5 コロナに思う 株価は反発 S&P500は …

20年7月15日:米国株債券・為替・商品市場

7月14日の振り返りです。7月14日の振り返りとインプリケーションです。図を使ってわかりやすく解説します。 S&P500は前日比+1.3%上昇。CitiバンクやJPモルガンの第2四半期決算が債 …

20年7月13日:DayBack

米株式市場は軟調となり、S&P500は前日比▲0.9%減。コロナウイルスワクチン開発報道を受け上昇したのち、利益確定売りに押されて戻す展開。トランプ政権が中国の南シナ海での行動を不法と非難した …

東京ベースの投資家です。為替・債券・マクロ経済・少し学術的なことをメイントピックとしています。小学生の塾・学習情報や旅行・料理・レストラン情報といった趣味についても書いています。

学生時代は中学受験大手塾で塾講師をやっていました。また、戦略コンサル・投資銀行でのインターンや金融実務経験があります。

あくまでも趣味でやっています。皆さんの参考になればうれしいです。

東京の国立大、米国MBA卒