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20年7月17日:米国株債券・為替・商品市場

投稿日:2020年7月17日 更新日:

7月16日の振り返りとインプリケーションです。図を使ってわかりやすく解説します。

業績ガイドライン悪化⇒株軟調

S&P500は前日比▲0.3%と下落。朝に発表された6月の売売上高は市場予想を上回ったものの、週間新規失業保険申請件数が市場予想の125万件を上回り130万件と雇用回復期待がやや後退。また、ネットフリックスがガイドラインとして示した第3四半期の加入者数見通しが保守的な数字となったことやアメリカン航空が2万5千人の従業員を解雇する可能性が報道されたことで、全体的に軟調な展開。

ローソク足:S&P500指数、青線:VIX指数、オレンジ線:ネットフリックス株価
出所:TradingViewより作成
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金利は小幅に低下⇒ここ最近材料あっても金利上がりずらい

アジア時間から、中国の6月小売売上高が市場予想を下回り、東京でのコロナ感染拡大などから安全資産としての米国債が買われる地合いであった中、失業保険件数の上振れやコロナ感染拡大が引き続き材料視されており、全般的に利回り低下。起債も少なく、金利上昇材料に乏しい。
 社債はUSコープが珍しく10年社債を発行。通常5年ゾーンの発行だが、プライマリーマーケットがここしばらく堅調だったことや足許発行が無く、長期ゾーンでも需要が集まると考えた可能性。セカンダリーはクレジットスプレッドはややタイト化。

青線:米国年国債5利回り、ローソク足:米国10年国債利回り、オレンジ線:米国30年国債利回り
出所:TradingViewより作成

なお、欧州コア国金利は、昨日のECB(欧州中央銀行)政策金利据え置き後、ラカルド総裁がPSPP(資産買取プログラム)を全額使いきるとの発言を受け、低下。今後は、欧州復興基金がどのような形で決着するのかが焦点。

ドル円は、ドル需給主導で上下動

失業保険申請件数の発表後は、107円に近づく動きもあったが、その後オックスフォード大のワクチン開発状況を見て反発し107.4迄切り上げた後、107.3付近で膠着。全米の新規感染者数は66,000人と過去最多となっており、安全資産としての米国国債金利が低下してくるとドル需要の一服から対円では軟調となる可能性があると考える。

ローソク足:ドル円
出所:TradingViewより作成

また、ここ最近ユーロが堅調。経常フローもさることながら、欧州復興基金の設置などを通じて出遅れている経済対策が進むとの期待もあると考えるが、こちらは各国状況に落とし込むとまだまだ一悶着ありそうなので、警戒しつつEURロング姿勢維持。

ローソク足:ユーロドル
出所:TradingViewより作成

原油・金は下落

原油先物は、OPECプラスの減産規模縮小や米労働市場の回復鈍化が重石となり、1.1%程度の下落も、東京朝方には反発。金も下落したが、特段大きな材料はない。

ローソク足:WTI原油先物、青色:金価格
出所:TradingViewより作成

まとめ

業績ガイドライン悪化⇒株軟調も、金利は小幅低下。金利は上昇要因に乏しい状況で今後も低位推移を予想される。原油・金も下落。ドル円は膠着状態だが、今後を考えると上で書いたように円高方向に向かうのでは?ユーロ高は欧州基金同行等にサポートされているが、いつぐらつく材料がでてもおかしくないので身構えながらユーロロングした方がよさそう。

コロナに思う

テキサス州では16日、コロナによる死者が一日当たり最多(129人)となり、新規感染者は3日連続で1万人を超過。東京でも過去最多となる286人の新規感染者となり、世界的に感染拡大が止まっていない。

噂の「GoToキャンペーン」から東京が外れ、百合子様は「国の方でよーくご判断されたことかと存じます。一方で、国として、都民国民に対しての説明が求められるのではないでしょうか(Q:東京除外という政府の判断は妥当だったか)それがよく国がお考えになったことだと思います。」と言っていましたが、

「現在の感染状況を踏まえますと、実施の時期とかその方法などについては、改めてよ~くお考えをいただきたい。」と言ってましたよね。。。

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東京ベースの投資家です。為替・債券・マクロ経済・少し学術的なことをメイントピックとしています。小学生の塾・学習情報や旅行・料理・レストラン情報といった趣味についても書いています。

学生時代は中学受験大手塾で塾講師をやっていました。また、戦略コンサル・投資銀行でのインターンや金融実務経験があります。

あくまでも趣味でやっています。皆さんの参考になればうれしいです。

東京の国立大、米国MBA卒