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20年7月16日:米国株債券・為替・商品市場

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7月15日の振り返りとインプリケーションです。図を使ってわかりやすく解説します。

株は堅調

モデルナ社がコロナワクチンの臨床試験でウイルス抗体を発見したとの報道を受けて、買いが優勢。6月の鉱工業生産指数も大幅上昇、7月のNY連銀製造業景況感指数も受注項目が牽引し3か月連続で上昇。個別には、第2四半期業績がトレーディング収益により市場予想を大きく上回ったゴールドマンサックスの株価が上昇。

ローソク足:S&P500指数、青線:VIX指数、オレンジ線:ゴールドマン株価
出所:TradingViewより作成

債券は横ばい推移。

上記のモデルナ社の報道で一時売り先行も、後場はコロナ拡大懸念に押される格好で買い戻される展開。テキサス州では一日当たりの感染者数が過去最多、かりふぉるには過去2番目の多さ。社債はブラックアウト期間(業績発表前には発行等が止まる)で発行が閑散となる中、決算が好調であったことを背景にスプレッドタイトニングが目立つ。

青線:米国年国債5利回り、ローソク足:米国10年国債利回り、オレンジ線:米国30年国債利回り
出所:TradingViewより作成

ドル円は三角持ち合い解消後、下抜け、サポート線で跳ね返される

ドル円は、106.65サポートで跳ね返され、リスクオンに乗り新興国通貨が買われる展開

ドル円は、円高というよりもドル安の展開。昨日は典型的に新興国や資源国通貨をロングしやすい展開だった。東京時間に入ると107円付近まで戻すも一旦そこが目線でブレイクするには材料が必要か。一方、下は106.65で堅そうだ。

ローソク足:ドル円
出所:TradingViewより作成

カナダドルは上昇するも、豪ドルやメキシコペソは上昇後失速

カナダドルは、昨日の金融政策決定会合で政策金利を据え置き、声明では相当期間維持されることが確認された。

ローソク足:カナダドル円、青線:メキシコペソ、オレンジ線:豪ドル円
出所:TradingViewより作成

原油は堅調維持

原油先物は上昇継続。トランプ大統領が対中政策の強硬姿勢をやや後退させていることや米経済指標が良好であったことで、経済再開期待が高まったことが背景。OPEC+での8月以降の減産姿勢緩和は予定通りでさほど材料視されず。金はほぼ変わらず。今後調整が入り下落していくならば本格的にリスクオン継続となるサインか(そうならないと思うが)。

ローソク足:WTI原油先物、青色:金価格
出所:TradingViewより作成

まとめ

ワクチンと経済指標で、株高・原油高も債券・金はさほど反応せず。ドル円はサポート線で跳ね返され、1106.65~107のレンジ推移。

コロナについて思う

朝、東京で新たに280人のコロナ感染が拡大された。どう考えても感染拡大が止まらない中、4月にロックダウンしておいて今回はしないという理由が経済(ひいてはそれの対策をするための財源がない)でしかない。

地方自治体は連合を組んで、共同発行債(5兆円)+各都道府県債(5兆円)を増やして全国的に1世帯当たり50~100万ほどの支給をする方が、わけのわからん「GoToキャンペーン」よりもよっぽど有用だろう。GoToキャンペーン前に旅行サイトを見ると値段上がっていることに気づきましたか?結局、世帯に負担を強いているんですね。負担が来るのは当然だとしても「今じゃないでしょう。」。今までさんざん財政悪化させといて、必要な時に財政悪いから債券増発できませんってw。

家庭により必要なものは大きく異なり、特にボーナスが削られている世帯や1人世帯は早急な第2弾支給を開始すべきで、2回目ともなると自治体の混乱も小さいだろう。なんのためのセーフティーネットなんだか。。。

あと、地方公務員のコロナ関連職員への一時金も増やすべきである。彼らの残業時間は半端でない。公務員は国の公僕だからと言って危機時に一律で給与等を下げるようにバイアスをかける日本のマスコミは胸が痛まないのかね。新しいメディア形態がどんどん伸びて既存のメディアを凌駕する日を心待ちにしています。


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東京ベースの投資家です。為替・債券・マクロ経済・少し学術的なことをメイントピックとしています。小学生の塾・学習情報や旅行・料理・レストラン情報といった趣味についても書いています。

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あくまでも趣味でやっています。皆さんの参考になればうれしいです。

東京の国立大、米国MBA卒