米株式市場は軟調となり、S&P500は前日比▲0.9%減。コロナウイルスワクチン開発報道を受け上昇したのち、利益確定売りに押されて戻す展開。トランプ政権が中国の南シナ海での行動を不法と非難したことやカリフォルニア州でのバーや映画館での営業再停止が求められたことで経済回復期待が後退したことが要因。14日朝方の日本株も売られて始まる。
出所:TradingViewより作成

米国債金利は低下し、10年金利は0.62%に▲3bps低下。カリフォルニア・フロリダ・テキサス州などで感染拡大止まらず、景気下押し懸念が高まり、債券需要が高まった。今日から銀行決算が始まり、社債の発行も手控えモードであり、金利上昇圧力は強くない。カーブはブルフラット化。ちなみに、ドイツやフランスといった欧州コア国は、決算期待とサプライが意識されて金利は上昇と逆の動き。
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ドル円は、ニューヨーク時間の前半は円が売られる展開、後半はドルが買われ円もやや買い戻される展開。前半の動きを見てトレンドフォロー的についていった投資家は東京時間明朝に資源国通貨などでやられている可能性。短期のトレンドを割り込んでおり、戻っても水準は限定的と考える。4時間足で見るとまだ下で見た方が無難か。
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原油先物は今週開かれるOPECプラス会合での減産規模縮小懸念が燻り官庁。金はNY時間は堅調推移も、アジアに移り軟調。
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なお、シンガポールの第2四半期の実質経済成長率は前年同期比▲12.6%減と予想を下回る。貿易立国にとっては引き続きダメージ大。一方、香港の金融街としての地位が低下すればシンガポールは相対的に優位な位置づけと考えており、長期的には引き続き同国にポジティブ。


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