金融機関のストレステストの結果を受け、9月末まで増配や自社株買いが金利されたことで、金融株が大幅下落。前場中にテキサス州知事がコロナの感染拡大によりバーの営業停止とテスト欄の営業制限を指示、フロリダ州での新規感染者大幅増から第2波への警戒感が高まる。6月のミシガン大学消費者マインド指数は予想を下回り、全面安へ。
個別には、ベライゾンから広告掲載を一時停止すると発表されたFecebookが下落幅大。
出所:TradingViewより作成
EUは、日本やカナダなど18か国について入域を認めると発表した一方、米国は引き続き禁止する勧告を出すとの報道。
債券も、昨日はわかりやすい展開。コロナ感染拡大懸念を受けて、10年金利が0.63%付近まで低下、5年30年は3bpsフラットニング。テキサス州ヒューストンがあるハリス郡より緊急事態宣言が出される。
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原油もコロナ拡大⇒原油需要減退懸念から価格は軟調推移。質への逃避が強まりわかりやすく米ドルと金が買われる展開。昨日までは米ドル高観測から金価格が調整されていたがそれも終わりか。
出所:TradingViewより作成
以下、米ドル円の1日推移。ローソクは5分、5日と20日の移動平均線をとると、日本時間21時(米国オープン直前のこの時間から取引増えてボラ上がる傾向)から20日線がフロアとなり上昇継続。24時まで一貫してドル買い需要が高かったことがわかる。その後はいったん寄り戻ししそうになるものの、米株の後場終了を意識してか、再度上昇し終了。
昨日は、非常にシンプルな質への逃避が見られた相場。株安債券高、米ドル上昇金高、原油下落。このまま、コロナヘッドラインで下落が続けば、第2弾経済対策を米当局は出してくると思われる。その場合は、反転する可能性もあるが、しばらく様子見でいいのではないか。ただ、流動性供給のピークアウトや質への逃避を背景に、米ドルは上昇継続する可能性も。


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