
経済指標は強弱入り混じりの展開。5月の米耐久財受注は前月比+15.8%と2014年7月以来の大幅増加。コア資本財(航空機・国防関連を除く)受注も+2.3%増。他方、失業保険申請件数は2種連続で市場予想を上回り、雇用の回復ペースが遅いことが確認されつつある。それよりも機能は、FRB等が、ボルカールールの一部変更を承認したことで金融セクターが上昇。S&P500は+1.1%。
出所:TradingViewより作成
米連邦準備制度理事会(FRB)、通貨監督庁(OCC)、連邦預金保険公社(FDIC)は、ベンチャーキャピタルファンドへの投資を近く増やせるようになるほか、「スワップ取引」の際に、銀行が前もって準備すべき証拠金を減らす案を可決(年間約400億ドル規模)
米当局、米銀のVC出資規制を緩和 経営自由度高める:日本経済新聞 https://t.co/fFixZ2NANF
— Tbridge (@Tbridge8) June 26, 2020
ボルカールール緩和、明日以降は材料視されないだろう。
FRBは25日の声明で、銀行業界は年次ストレステスト(健全性審査)で良好な結果だったが、第3四半期(7−9月期)まで大手銀による銀行の自社株買いを禁止、配当も最新決算をベースとし第2四半期の水準を上限とする方針を示す。ウェルスファーゴ等の減配リスクに鑑み、米国銀行株は調整するだろう。
米FRB、銀行の配当に上限設定-9月まで自社株買い禁止 https://t.co/brzYg3wDEq via @business
— Tbridge (@Tbridge8) June 26, 2020
米株売られるだろうな。これはしばらく効きそう

債券市場は株高を受け超長期が売られ小幅金利上昇、スティープニング。テキサス州でコロナ感染拡大抑制策の段階的な緩和を停止、ヒューストン病院のキャパシティは限界近いとの報道。金利上昇は当面難しいと思う。
出所:TradingViewより作成
ドル高小幅継続。為替市場ではコロナ拡大への警戒感がドル選好に繋がっている模様。また、四半期末での金融機関のドル需要の高まりも背景にある可能性。対して、金は売られる。WTI原油は、ウラル原油の輸出の大幅な削減により供給減期待が高まったため、1.9%上昇。
出所:TradingViewより作成

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