
15日、アメリカ株(下図ローソクチャート)は、コロナ第2波懸念を背景にNY連銀景気指数は予想を上回ったものの、調整色継続。VIX指数(下図の青線)も足許上昇。20日移動平均線は、引き続き下向きである。

20年6月15日時点では米金利も低下し、0.69%程度に。インフレ上昇への懸念は今はしなくても良いと考えており、株がもう一段下落するならば、0.5%~0.8%を安定的に推移するのではないだろうか。


ゲームチェンジャーとなり得るのは、米国でのイールドカーブコントロール(YCC)の導入可否、及び、対象年限。中道派であるカプランダラス連銀総裁がYCCの副作用に懸念を示しているように、FOMCメンバーの中でコンセンサス形成には至っていないと思われる。パウエル議長は16日に上院銀行委、17日に米下院金融サービス委員会で半期に一度の証言を行うが、YCCの議論を出さなければ、カーブはスティープ化するのではないかとみている。


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